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年頭挨拶

2013/01/07

理事長平成25年年頭所感

             (社)日 韓 経 済 協 会 会 長
           (財)日韓産業技術協力財団 理事長
                     佐々木 幹夫

明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって佳き年となります様、ご健康とご多幸を祈念申し上げます。
また、平素より、当協会並びに財団の活動に、格別のご支援とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、昨年5月大阪に於いて、第44回日韓経済人会議を開催致しました。この会議では、アメリカ、ヨーロッパの不安定な金融情勢等を背景とした世界経済秩序の再編の動き、益々混迷の度を深める中東情勢、予想が困難な北朝鮮の動き等、先行き不透明な世界情勢を鑑みるに、この様な時であればある程、アジアの先進国である日韓両国が連携して、一つの経済圏を形成し、世界をリードしていくことの重要性を確認しました。その一環として両国が連携した部品素材等のサプライチェーンの再構築、人材交流の拡大、両国が直面している少子高齢化への共同対応等を推進していく事、更には第三国グローバル展開を積極的に推進していくことについて共同声明として採択しました。本年1月には、第三国グローバル展開の重要性を実感・認識するために、インドネシアでのガス開発案件(日韓連携)と、タイでのサプライチェーンの状況を視察する両国経済人によるミッションを派遣するという形で実行致します。
 
さて、昨年、日韓両国は、困難な政治問題に直面致しました。しかしながら、私共は、このような時だからこそ、未来に繋がる高校生から大学院生までを対象とした青少年交流事業や、「日韓交流おまつり」のような、草の根ベースでの文化交流を続けて参りました。今後も、是非とも次の時代に繋がる未来志向であるこれらの事業を継続して行きたいと考えております。

私共経済人は、これまで培ってきた緊密な経済関係や人材交流を絶やすことなく、着実に継続し、強化していくために、微力ながら努力を続けて参る所存ですが、日韓両国の新政権に対しては、日韓両国の幅広い連携の重要性を強く訴え、支援を求めて参りたいと存じます。

引き続き会員の皆様からのご助言、ご支援を賜りたく、宜しくお願い申し上げます。
最後になりましたが、会員企業の皆様、関係者の皆様方の今後一層のご発展、ご活躍を心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせて頂きます。
以上

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