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「第3回九韓(九州・韓国)医療介護連携フォーラム」開催報告

2015/03/26

是永専務挨拶今回で3回目になる九韓(九州・韓国)医療介護連携フォーラムですが,去る2月6日(金)に福岡市のホテル日航福岡において(一財)日韓産業技術協力財団,(社)韓日経済協会,(公財)飯塚研究開発機構,九州経済国際化推進機構による主催,経済産業省九州経済産業局,飯塚市,(一社)九州経済連合会,飯塚病院,韓国長期療養学会,滑リ国高齢者研究情報センターの後援により開催され,九州と韓国の医療介護関係者を中心に,281名を集めて盛大に行うことができました。

当初から3回の予定で始まった本フォーラムですが,たった3年の間に韓国側でもこの問題に対する関心が急激に上昇し本フォーラムを盛会の内に終えることができ感謝しています。九州在住の方々を含めて韓国からの方々の参加人数が約40名に及んだことも,韓国での関心の高まりを示すものとして関係者一同うれしく思っています。

医療に関しては「病院のTQM」(Total Quality Management)について日本側から飯塚病院医療安全推進室長 福村文雄医師より韓国側からは翰林大学江南聖心病院 盧龍均(ノ・ヨンギュン)企画室長による講演が行われました。介護に関しては「介護人材の確保」について日本側から社会福祉法人泰生会の雨宮理事長,韓国側からは社会福祉法人惠山怡養齋老人総合センターの張峰碩(ジャン・ボンソク)施設長より講演が行われました
最後に介護人材の確保に関係する福祉機器の自動化について日本側より国立リハビリテーションセンター研究所 福祉機器開発部の井上剛伸部長ならびにパナソニック プロダクションエンジニアリング株式会社 新規事業インキュベーショングループ アシストベッドプロジェクトの河上日出生プロジェクトリーダーより講演が行われました。
最後に質疑応答が行われましたが当初予定していた30分があっという間に終わってしまうほど質問があり盛況裏にフォーラムを終えることができました。これもご準備頂いた皆様並びに当日参加いただいたすべての皆様のおかげと深く感謝する次第です。

また,本フォーラムに先立ち韓国の訪日団一行は2月4日(水)に別府の泰生会を訪問し日本の介護現場を見学するとともに,2月5日(木)には飯塚病院並びに介護施設を見学し日本の医療介護の現場をつぶさに見学してもらいました。
大邱からは2月5日(木)に雲耕財団の郭宰熏(ガク・ジェフン)常務理事をはじめとする4名の訪問団が飯塚病院,介護施設を見学した後,飯塚病院と双方の状況を説明しながら今後の交流の仕方を探りました。
本フォーラムは一応今回をもって一つの区切りとなりますが,来年度からは20回を超える伝統を持つ九州韓国経済交流会議の中で医療介護の問題を取り上げていけるようにしてまいりたいと思っています。
今後共皆様のお力添えを頂きながら日韓共通問題の解決に努力してまいります。

講演の様子会議全景
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